生活習慣病と呼ばれている主な疾患に、
肥満 、 高血圧症 、 糖尿病 、 高脂血症 があります。
これらの疾患は、別々の原因で発症するというよりも、
肥満、
特に内臓に脂肪が蓄積した肥満が大きな要因
であることがわかってきました。
この内臓脂肪の蓄積によって、
動脈硬化の危険因子である4つの疾患を重複して発症している状態を「メタボリックシンドローム」(内臓脂肪症候群)」と呼び、注目されています。
この状態では、さまざまな疾病の発生リスクが高くなります。
そこで、このような状態と認識される場合は、治療の対象として考えられています。
内臓脂肪のつき過ぎから併発する病気(上記の4つ)を持っている状態が、「死の四重奏」と呼ばれています。
その死の四重奏(デッドリーカルテット)は、肥満・高脂血症・糖尿病・高血圧などの生活習慣病が四つ重なることをいいます。
この状態にあっては、動脈硬化が進み、心筋梗塞・脳梗塞・狭心症のリスクが高くなり、最悪の場合、死に至ります。
生活習慣病の四つの危険因子が重なると、四倍のリスク、ではないのです。
危険因子がひとつ増える毎に、2倍、4倍、8倍、16倍のリスクを抱えることになると考えた方がいいらしいです。