体脂肪には 「 皮下脂肪 」と「 内臓脂肪 」があります。
皮下脂肪は、皮膚のすぐ下にある脂肪のこと、内臓脂肪は、内臓の周囲につく脂肪のことです。
皮下脂肪については
、「皮下脂肪型肥満」を参照ください。
内臓脂肪は、腹筋の内側(内臓の周囲)に付いた脂肪ですが、これは、血管に入り込みやすく、生活習慣病の危険因子といわれています。
また、女性よりも男性に蓄積しやすく、加齢と共にさらに蓄積しやすくなるという特徴があります。
人は、体脂肪という形で、エネルギーの備蓄機能(飢餓状態になっても生き延びられるようにエネルギーを体脂肪として蓄えるという機能)を身に付けており、生命活動に重要な役割を持っています。
さて、過剰な体脂肪は、生活習慣病の危険因子ともなりますが、この体脂肪を減らそうと、無理なダイエットを行ったり、また、拒食症などで体脂肪が減りすぎると、人間は危険な状態に陥ります。
自分の体重や体脂肪の調整は、大事な役割を持つ体脂肪について、しっかりと理解してから行うことが重要です。
では、内臓脂肪を減らすには、どのような方法が効果的なのでしょうか。
まず、内臓脂肪の特徴は、「付きやすく落ちやすい」のです。
具体的に、身近で出来て内臓脂肪を減らせる運動は、1万歩を歩く、1回20〜30分程度の持続した有酸素運動(ジョギング、サイクリング、スイミングなど)をすることです。
そして、バランスのとれた食事の摂取を続ける事で、内臓脂肪を増やさないようにすることが過剰な内臓脂肪を減らすことになるのです。
※ 有酸素運動効果が出るのは、以前言われていた時間(20分以
上)ではなく、それよりも短時間で脂肪燃焼が始まります。
内臓脂肪は気になるし、減らしたいが、今の生活サイクルや習慣からは難しいと感じる人も多いと思われます。
しかし、自分の健康は自分で守るしかないのです。
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